バッティング練習をするためのボールとして、近鉄バファローズなどで活躍され、現在阪神タイガース打撃コーチ水口栄二さんが主宰される野球教室野球心でも使用されているボールが野球心ボールです。
どんなボール?
ポリエチレン・スチロール(いわゆる発泡スチロール)で出来たボールです。
ポリエチレン・スチロールだけでは軽すぎて投げてもコントロールが効かないので、中にわずかなおもりが入っています。
ボールの特徴
ポリエチレン・スチロールのボールですが、中にわずかなおもりが入っているので、ストレートも変化球も投げ分けられます。スピードもある程度出ます。
試合での、いろいろなボールに対応する力を養うために、野球心ボールを使うと速度や変化を投げ分けることによって様々なボールに反応できます。
練習法
5メートルから7メートルくらいの距離で投げるとストレートでもバッターの所までコントロールがしやすいですし、変化球もちょうどよい変化でコントロールできます。
距離が短い分、体感スピードはかなり速く感じます。すなわち、スピードにも変化にも対応できるようになるのです。
野球心水口栄二チャンネル
野球心ボールを使って練習するメリット・効果
スピードボールに対応できるようになる
速球の練習はマシンがないとなかなかできません。
また、実際のボールを近距離から投げると投手も危険が伴いますし、バッターもデッドボールの恐怖を感じながら練習しなければならず集中できません。
野球心ボールなら当たっても怪我はしませんから、当たる恐怖感を排除してバッティングに集中できます。
変化球にも対応できるようになる
ポリエチレン・スチロール製のボールなので変化球も投げやすく、手元で鋭く変化するボールに対応する練習が反復できます。
手元で体に近づいてくる変化(右打者における右投げ投手のシュート系ボール)にも対応(当たりそうなら避ける反応、当たらないなら打つか見送るかの判断)も恐怖感なくできます。
ミートしても遠くへ飛ばないから集めるのが楽
バッティングで大事なことはボールをしっかりとミートしてとらえること。
当然、ミートすれば打球は遠くへ飛びますが、野球心ボールならば数メートルしか飛ばないので、ボールを集める手間も楽です。
投げる方も安心して投げられる
普通のボールを投げると打者に当ててしまわないか、打球が自分の所へ飛んでこないか心配しながら投げないといけません。そうなると、加減してしまったりしてコントロールが悪くなったり、速球が投げられなかったりします。野球心ボールなら、その心配がないので思いっきり練習ができます。
スイングスピードがアップする
速球・変化球に対して手元までボールを呼び込んでスイングする意識で練習することにより、スイングスピードも上がります。
その他の使い方
バッティング用ボールとしてだけでなく、キャッチボール用として使うことで、ボールをリリースする際の指先の使い方を習得することができます。
きっちりと指先でボールに回転を与えてホップするようなボールを投げられるようになると球威のある速球が投げられるようになります。ボールが軽いので、きちんと指先を使って投げないと遠くまで投げられません。
一緒にあれば便利
遠くへ飛ばないので狭いスペースでも練習できますが、それでも屋外の場合はあちらこちらに転がっていきます。軽いので風が強いと、遠くまで転がることもあります。
そこで、同じく野球心から発売されている野球心ネットがあると便利です。
組み立て式で、組み立て方も簡単です。
我が家では
バッティング練習だけでなく、遊びでのキャッチボールで変化球を投げたり、ホップするボールを投げたりしながら楽しんでいます。時には、室内でも投げたり打ったりしていますが、壁や天井に当たっても問題ありません。本格的な練習から、遊び感覚での練習や本当の遊びにも使えます。
野球をしている家庭ならワンセットだけでも用意しておくと、様々な利用法ができると思います。
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