最近、プロ野球球団を始めいろいろな野球チームの練習風景やyoutubeの動画などでも目にすることが多い置きティーの練習器具のSAKUGOE。他の置きティーとどこが違うのでしょうか?
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SAKUGOE(サクゴエ)とは
大阪の町工場が集まったプロジェクト「Garage Minato」によって開発された野球の置きティーバッティングの練習用の練習器具です。
文字通り、「柵越え」を目指してティーバッティングができる練習器具です。野球選手なら誰もが憧れるホームラン=柵越えが量産できるようにとの願いが込められているのでしょう。
何が違う?
一番の違いは、
- 見やすい
- 倒れない
ということでしょうか。でも、これが置きティーをする時に大事な要素なのです。
見やすい
一般的な置きティーは、ボールの置くところが黒いゴムあるいは樹脂製でできています。ボールの置いているところが黒いと目立ってしまい、ボールを見ていても自然と下の黒い部分が目に入ってしまいます。この部分を透明の素材にすることにより、ボールだけを集中して見ることができるようになります。
倒れない
一般的な置きティーでは、ボールの下の黒い置きティー部分を打ってしまうミスや、ボールをヒットしていても衝撃で置きティー本体が倒れたり動いてしまったりしてしまいます。
SAKUGOEは、ボールを置くティーの部分を可動式にして衝撃でティーの部分が動いても、本体には衝撃は伝わらないので倒れたり動いたりすることはありません。また、ボールを置くティーの部分は一旦衝撃で倒れますが、おもりの作用で元に自動的に元に戻るようになっています。
さらには、正しいヒッティング(レベルスイングで)が出来ていれば前述のようにティーの部分は自動的に元に戻るのですが、正しくないヒッティングをした場合は、ティーの部分が抜けてしまうようになっていますので、正しいスイングができているかどうかのチェックもできます。
フライ革命に応じた練習器具
ここ最近、バッティングにおいてフライ革命と呼ばれるように高く上がる打球を打つことが提唱されています。そのような打球を打つコツは、ボールの中心線のやや下側をバットで力強く叩くスイングをすることです。SAKUGOEは、置きティー練習でボールのやや下側を打ちやすくするために、ティーの部分を透明(視界に入らない)で細くする(打つべきポイントに干渉しない)ことにより、ボールの下が邪魔にならないように工夫されています。
プロ野球球団や強豪校チームでも採用
プロ野球球団から社会人野球チーム、大学、高校そして少年野球や学童野球チームまで様々なチームで採用されています。
HANG公式HPより
実は、バージョン12で信頼性は抜群
発売後、材質変更や改善などの改良を重ねられて耐久性もアップして、現在発売されているのはバージョン12となっています。ローマ数字のXⅡをもじってエックスツーと呼ばれています。12代も改良が重ねられていますし、採用しているチームもたくさんあるので信頼性は抜群といえるでしょう。
デメリットは
- ボールを置く透明のティーの部分が壊れる可能性がある
- 値段が高い
といったところでしょうか。
形あるものは必ず壊れます。とはいえ、普通に使用していれば壊れることはないと思います。頻繁に、ティーの部分をバットで打たない限り数年間はもつはずです。また、仮に壊れても交換部品が売られていますので大丈夫です。
値段が高いのは正直言って悩みどころだと思います。高いと思って諦めるか、長い目で見れば、これくらいならと考えるかの判断に違いですが、私は以前、安い置きティーを買って使ったことがありますが、ボールを置く部分が数か月で壊れました。耐久性もあり長年使えることを考えれば、間違いなく安いものを買って壊れて買い替えるよりは経済的だといえると思います。