当サイトは記事内に広告を含む場合があります。

関メディベースボール学院中等部がポニーリーグに加盟した理由

ポニーリーグ

元々ヤングリーグに所属し、中学硬式野球界で特に近畿地方で強豪チームとして注目されていた関メディベースボール学院中等部が2023年4月からポニーリーグに加盟することになりました。

ヤングリーグからポニーリーグにリーグ変更をした理由はどこにあるのでしょうか。

“>室内練習場のお問い合わせ

関メディベースボール学院中等部とは

野球選手や野球におけるトレーナーなどを育てる学校として兵庫県西宮市に設立されている野球選手・トレーナ養成の専門学校です。

野球選手科・大学通信科・高等学校通信科・野球トレーナー科・中等部・小学部と各年代ごとにコースがわかれています。

野球専門の学校として、高校卒業後や高校中退選手が社会人野球やプロ野球選手を目指してカリキュラムを組んで育成を目指している学校といえるでしょう。また、大学卒業資格や高校卒業資格を取得するための通信科も設置され、大学通信科では卒業後に教員の道を選べるように、高校中退者が高等学校卒業資格を取得して大学進学を目指せる道も開けています。

そのような中で、小学部・中等部は義務教育における公私立学校に通っている子どもたちが所属できるチームとして結成されているチームです。

中等部は昨年度までヤングリーグに所属し、ヤングリーグの大会での優勝やタイガースカップ出場なども果たす強豪野球チームです。

加盟初年度から日本代表に6名選出

ポニーリーグのU-16コルトの部に3名、U-14ポニーの部に3名が日本代表として選出されています。

トップアスリート愛用のRAKUWAネック【ファイテン公式】

元プロ野球選手が多く指導

監督はじめコーチ陣には多くの元プロ野球選手がスタッフとして名を連ねています。

募集定員は60名

募集の定員は60名となっています。

普通のチームならば、試合に出れないどころかベンチにも入れない選手が続出してしまう人数です。

高校野球の強豪校なら、よくあるケースですが、中学生の野球でベンチにも入れない、試合にも全く出場できない、ただ練習に参加しているだけでは上達しないですし意味がなく、中学3年間を棒に振るだけですよね。

そこで

ポニーリーグは、同一チームから複数のチームを登録して公式戦に出場できます。

ポニーリーグでは野球は試合に出て覚えるという理念を掲げています。

今回、関メディベースボール学院中等部がポニーリーグに鞍替えしたのは、そういったポニーリーグの規約に則り複数チームで参加し、所属選手の試合出場の場を増やし、試合出場経験を積ませることが狙いです。

ポニーリーグは同一チーム内から複数チーム出場可能

ポニーリーグは1チームの登録人数を12名以上25名としています。すなわち、24名以上の選手がいるチームは、12人ずつの2チーム編成に分割して大会に出場することができます。

単純に、24名のチームが1チーム編成なら常時試合に出場するのは9名だけになりますが(15名はベンチ)、2チーム編成なら18人が常時試合に出場できることになります(6名がベンチ)。

このようにするだけで、多くの選手が試合に出て経験を積み野球を覚えて上達することが可能なのです。

加盟初年度の2023年の全日本選手権の関西連盟予選には、4チーム編成で出場し、そのうち3チームが全日本選手権への出場を果たしています。

また、2024年の全日本選抜の予選には(予選は2023年開催)、5チーム編成で出場しています。

2023全日本選手権に3チーム出場

上記のようにポニーリーグでは同一チームから複数のチームを大会に出場させることができます。関西連盟に所属する関メディは全日本選手権関西予選に4チームが出場してきました。そして、関西連盟の出場枠4枠のうち、関メディベースボール学院ポニー・関メディベースボール学院Jr・関メディドリームスポニーの3チームが初年度から全日本選手権に出場を果たしました。

無料トライアル実施中!<U-NEXT>

リエントリー制度も採用

さらには、リエントリー制度というものを採用しており、これはスタメン選手に限り、一度ベンチに下がっても再度試合に復帰できる制度です。

これにより、ベンチスタートとなった控え選手にも試合中に出場する機会を増やしやすくなります。ただし、ベンチスタートの選手は途中から試合に出場しても、その後ベンチに下がるとその試合に再出場することはできません。

↓リエントリー制度について詳しくはこちらをお読みください

ポニーリーグ加盟チームが年々増加

ここ数年、野球人口の減少が叫ばれ小学生の学童野球チームや中学生の学校の部活やクラブチームも減少していっている中、ポニーリーグ所属チームは増え続けています。その理由は、

同一チーム複数チーム出場可能、リエントリー制度を採用しているといったところにも原因があると思われます。また、従来の野球界に蔓延る問題点に疑問を感じたり、ポニーリーグの取り組み方を注目する野球指導者も増えているといえるからではないでしょうか。

2022年・2023年にポニーリーグに加盟したチーム

  • 名古屋ポニーリーグ
  • 長崎ポニーリーグ
  • 杉並中野ポニーリーグ
  • 酒田ハーバーポニー
  • 横浜みなとみらいポニーリーグ
  • 倉敷ポニーリーグ
  • 宮崎ポニーリーグ
  • 神田Rebaseポニーリーグ
  • 福山ポニーリーグ
  • 福岡中央ポニーリーグ
  • 京都中央ポニーリーグ
  • 中央BRAVESポニーリーグ
  • 東京インデペンデンツポニーリーグ
  • 宮城南ポニーリーグ
  • 桐生南ポニーリーグ
  • 城東ポニーリーグ
  • 岡山ポニーリーグリグロス
  • 三重東紀州ポニーリーグ
  • 横浜CRESTポニーリーグ
  • 南大阪BBCポニーリーグ
  • 武蔵川越ポニーリーグ
  • 西横浜ポニーリーグ
  • 札幌白石ポニーリーグ
  • 愛知岐阜アミーゴMBAポニーリーグ
  • 八女黒木ポニーリーグ
  • 兵庫ゴールドホースポニーリーグ
  • 東京武蔵ポニーリーグ
  • 阪神ポニーブロンコリーグ
  • 鶴岡ポニーリーグ
  • 仙塩七ヶ浜ポニーリーグ
  • Issin World Academy 兵庫ポニーリーグ
  • 東横ポニーリーグ

と、関メディ以外にも2年間で32リーグが新規加盟しています。ポニーリーグへの新規加盟の勢いはしばらく続くとみられますし、注目度のすごさ、リーグの取り組みへの理解と関心の程が窺える動きだといえるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました